作品名
アイよりアオい海の果て- レビュー :
2.00
- 発売日 : 2017-06-30
- 作者 : 瀬之本久史
- ジャンル : 美少女 デモ・体験版あり
- メーカー : AXL
- 品番 : 1144apc11812
- JANコード : 4560100337643
- 価格 : ¥9680









地殻変動や温暖化による海面上昇で国や文明が滅んでしまった未来の地球。
FANZA
生き残った人々には技術も人材もなく、大昔の艦をデータから復元して
そこに残っていた水素エンジンを積み込んで逃げるように海に出た。
それから長い長い時が経ち、人類は自動航行装置と自己修復機能で
永遠の時を進み続ける船上に町を作りかろうじて生き残っていた。
主人公たちはそんな船の上の町で暮らす少年たち。
船の上には娯楽も乏しく学校もない。
勉強するより親を手伝え、畑を耕し魚を釣り道具を直せと言われる。
楽しみといえば月に一度だけ船が寄港する海上マーケットで、何に使うのかもわからない大昔の漂流物を眺めるくらい。
そんな閉塞気味な世界で鬱屈とした日々を過ごしていた。
ある時、主人公は大人たちが「絶対に入ってはいけない」と言う船の機関部に足を踏み入れる。
そこで大昔の映像を見る。
大勢の子供たちが集まり楽しそうに過ごす、学校という場所の光景があった。
色とりどりの衣装を身に纏い歌って踊る女の子たちがいた。
それは、今はもうほとんど失われてしまった『文化』の光景だった。
さらに主人公はカプセルの中で眠る女の子を見つける。
彼女が着ているのは先ほど見た映像の服とそっくりだった。
主人公が触れると、なにかを認証したようにカプセルが開く。
目覚めた女の子は記憶のほとんどを失っていたが、たった一つだけ覚えていることがあった。
それは、自分が‘アイドル’であるということ。
アイドルとは歌って踊って、笑顔を振りまいてみんなを元気にするのが仕事だ。
そうして主人公はこの自称アイドルと共に海の上に浮かぶこの小さな世界に、文化を復活させるために奔走することになる。
彼女は言う。
『アイドル』をやるのだ――と