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ケイオスラビリンス 流通テレカ付

作品名

ケイオスラビリンス 流通テレカ付
ケイオスラビリンス 流通テレカ付

目を覚ますと、そこは見知らぬ部屋だった。
灯りは窓からさし込む月の光のみ。
上体を起こすと、まるで長いこと寝たきりだったように身体が軋んだ。

ここがどこなのか分からない。
自分が誰なのか分からない。
名前すら思い出せない。

痛みを堪えて床に降り立つと、薄く積もった埃が舞い上がった。
外に出ると、そこはどこかの城の一角のようだった。
しかし辺りに人影は見えず、どの窓にも光はない。
ただ、遥か天頂で満月だけが輝いていた。

突然、ぞわりとした悪寒が彼を襲う。
世界がぐにゃりと歪み、遠くから届いてくる鐘の音が頭の中でがんがんと響き渡る。
どれくらい時間が経ったのか。悪寒も鐘の音もすでに遠く去っていた。
代わりに、彼の目の前に立つ人影。しかし。
それは、異形だった。

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