作品名
Dies irae〜Interview with Kaziklu Bey〜- レビュー :
4.75
- 発売日 : 2016-03-25
- シリーズ : Dies irae
- 作者 : Gユウスケ
- ジャンル : 全年齢向け デモ・体験版あり
- メーカー : light
- 品番 : 528apc11293
- JANコード : 4529904003208
- 価格 : ¥4950









Dies irae アニメ化に先駆ける外伝企画。
FANZA
ドラマCD『Todestag Verloren』に続く第二弾。
聖槍十三騎士団黒円卓第四位、ヴィルヘルム・エーレンブルグ。
大儀式魔術、黄金錬成を控え、日本に向かう直前の彼は、訪れたインタビュアーに己の過去を語り始める。
それは1944年、ワルシャワの戦場で出会ったアルビノの少女との物語。
【ストーリー】
俺の母親は姉だった。
ニューヨークのブルックリンにあるヴァンパイア・バー、怪物園(ボルヘス・ハウス)で、対面のインタビュアーに向ける男の言葉はそんなものから始まった。
第二次大戦以降、世界中のあらゆる紛争地帯に現れて、
暴虐の限りを尽くす白貌のSS将校。戦場の吸血鬼。彷徨えるハーケンクロイツ。
それは陳腐なオカルトめいた伝説(ミーム)として時に噂されるものだったが、
単なるありきたりな与太話ではない。
彼こそがヴィルヘルム・エーレンブルグ。
世界の敵として、国連が極秘に追い続けている第三帝国の残党。
聖槍十三騎士団という、魔人たちの一人であった。
その彼は今、長年待ち続けた悲願を果たすため日本へ向かおうとしている。
普段なら無視か殺すかしていたであろうインタビューなどに応えているのは、
約束の時を前に高揚した心が生んだ遊びにすぎない。
ともかく、彼はそうした理由で機嫌がよかった。
饒舌であり、感傷的にもなっていた。
ゆえに今へ至るまでの人生を振り返り、その道程を懐かしむ。
問われるがまま、己の過去を明かしていく。
魂に食い込んだ血の呪い。拭い去れぬ水銀の業。
それを自覚した日、ヴィルヘルム・エーレンブルグとは何者であるのかを、
深く刻み付けた少女との物語を。
全部、全部話してやるよ。そいつとの出会いから、終いまでをな。