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僕の愛しい妹が寝取られちゃった理由 通常版

作品名

僕の愛しい妹が寝取られちゃった理由 通常版
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「お兄ちゃんが嫌がってても、わたしはずっと一緒にいるよ?そろそろあきらめたほうがいいんじゃない?」

妹からのスキンシップが、だんだん激しくなってきた気がする今日この頃。
本心から嫌だなんて思うハズはない。
だけど、人目もはばからずに抱きついてくるのは正直しんどい。
ちっちゃくて明るくて、誰からも好かれるマスコットみたいな俺の妹。
独占してやがるぅ……みたいな視線にもそろそろ慣れてしまった。
そんな日々も悪くない。そう思っていたのに。

「だってお兄ちゃんの事、本当に好きなんだもん。他の人なんてどうでもいい。お兄ちゃんがいいの」

ある晩、俺に向けた言葉は親愛の情ではなくて。
1人の女性として好きだという告白だった。
真剣な眼差しに戸惑いつつも、こうなる予感はしていた。
俺だって、妹のことを愛しているから。
だけどそれは危うい事だし、きっと、幸せにすることはできない。
冗談だと誤魔化そうとする俺の口を、妹の小さな唇が塞ぐ。
後悔なんてしないという妹と、俺は一線を越えようとして――

「お兄ちゃんと結ばれたい。それが叶ったら、わたし、どうなってもいい」

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