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運命予報をお知らせします

作品名

運命予報をお知らせします
運命予報をお知らせします

紫明学園の女子の間では、「赤い糸メール」と呼ばれるおまじないが流行っていた。
とあるアドレスへメールを送信すると、同じ学園内の誰かの携帯電話にメールが着信する。
その人物こそが送信者の運命の相手であり、「赤い糸メール」が繋げた相手と結ばれることが出来たなら、永久に幸せになれると噂されている。
そんな中、ヒロインたちの所属する執行部に、一件の投書が舞い込んできた。

「赤い糸メールの真実を検証してくれませんか」

表面上は、淡々と。
内新では、きゃあきゃぁとはしゃぎながら、彼女たちはメールを送る――

一方、クラス内でも孤立していた主人公は、怠惰な学園生活に終止符を打つため、臨時庶務選挙への出馬を決意する。
学園のためだとか、学生のためだと、崇高な使命感はなく、ただ充実した学園生活を送りたくて、彼は立候補した。
その折、彼の元へ何通かメールの着信した。

「赤い糸メール」
執行部の彼女たちが送った「赤いメール」が今まさに立候補を考えていた主人公のもとへ、着信したのだった。
それも、ヒロインすべてのメールが、彼の元へ届いたのである。
当然、彼女たちは「赤いメール」をただの悪戯と判断し、呆れられたり、怒ったり、笑われてしまったり――何事もなかったように、日常は進んでいく。

運命なんて、現実に存在するはずがない。
赤いメールなんて、単なるおまじないの一つにしか過ぎないのに。
それでも、誰かを運命の相手だと提示されてしまったなら、意識してしまうもの、しかたがなくて。
一度繋がれた赤い糸は、急速に距離を縮めていく。

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