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手毬花

作品名

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主人公・小虎は気がつくと、古めかしいバスに乗っていた。
車内には小虎の他に数人の姿しかない。 行き先は全寮制の学園――群雲学園。
山道が険しいのか、それともタイヤがお粗末なのか、バスはゴトゴトと小石を踏む音を立てながら、小刻みに揺れ続ける。

そんな風にして、バスに揺られてどれくらいの時間が経っただろうか。車窓からは明るい黄緑色の風景が見て取れた。人里から遠く離れていくんだな、と小虎はなんだか心が軽くなったような気がした。
不意にバスが速度を落とし停車すると、新たに女の子が数人乗車してきた。
最初に乗ってきたのは、綺麗な銀髪の、冷たい目をした少女だった。

「あなた、初めて見る顔ね? 転入生?」

その言葉に応じた小虎に対し、何が悪かったのか、少女は舌打ちを返してくる。
信じられないような言葉を吐き捨てる少女に対し、小虎は目を丸くして、その場に固まることしか出来なかった。

「気にすることは無いですわ。彼女はいつも、ああですから」

新たにバスに乗り込んできた女の子が、哀れむような視線を小虎に向けた。
バスは再び走り出す。 呆然としている小虎を否応なく群雲学園へと誘なって……。

‘夢’ と ‘幻’ が混濁する幻想的な学園で紡がれる少年と少女の物語。
切なく、儚い恋の行く先で待つ結末は――。

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